企業の裏側(面接官が教育を受ける面接技法)
【企業側の面接技法を理解すれば、就活面接の対策も万全】
と言った題で、人事歴30年のよし太郎がお話をさせて頂きます。
いつも、よし太郎のブログを購読いただき、ありがとうございます。
企業側の人事担当者や採用面接を行う担当者は、必ず面接を行う前に
「面談技法」を専門講師を呼び、研修を受けることになる。
ということは、就活生側から考えれば、この面談技法を理解したうえで
採用面接の対策を立てれば、就活の面接は万全ともいえるだろう。
では、さそっくであるが、具体的なお話に入りたい。
【面接に用いる技能は、targeted selectin:TS技法とでも呼んでおこう】
その仕事や職務に求められる主要な能力要件を効果的な面接技法を
活用することにより発見する方法である。
TS原理として
・履歴書・職務経歴書・エントリーシートから、過去~現在までの
「状況」「考え方」「行動」「結果」に関する事実をさぐる。
・評価の正確性、信頼性は、面接者の情報収集力(面接能力)に依存
・情報入手の視点は4つ
→どんな状況か(S)
→どんな目標か・役割か(T)
→どんな行動を取ったか(A)
→どんな結果・影響か(R)
次に【面接の方法】についてお話をさせて頂く
・簡単な自己紹介と学生時代の取り組みを紹介させる
・事前に準備したディメンションに直結する質問をする
・素直かつ単刀直入に尋ねる
相手が質問の意図を理解していない場合は、質問の意図を補足する
・相手の意見や見解ではなく、実際の行動と結果を十分に語らせる
・相手の意見や見解が出た場合は、観念的なものに終わらないよう
「そのため 何をしているの」「具体的に何をやったの」など
深堀をして見極める
つまり、大切なことは
学生に、現在までの実際の行動を語らせること
Why How When Who Whereの掘り下げが必要
【やってはいけない面接】
相手に実際の行動を語らせないこと
観念的、誘導的、指導や期待表明、行動例でない発言と容認、相手への
自尊心への配慮不足
そして、今までの面接内容を踏まえ、合格、不合格については、
具体的な事実ベースによる、それぞれ各社の求める人物像に照らし合わせ、
面接の通過者を決定をしていく。
大手企業ならどこの会社でもこのような面談技法を用いて、選考を進めている。
就活生の皆さん、悔いのない就職活動になるよう、陰ながら応援しています。
就活秘書 よし太郎