人事の裏側 その4(人材育成編)
皆さんこんにちは
就活秘書 よし太郎です。
本日は、「人事の裏側その4(育成編)」と題して、
お送りします。
【目次】
- 1.はじめに(最近の社内動向)
- 2.人事制度の変化
- 3.ほんとうに人材育成の時代なの?
- 4.まとめ
- 1.はじめに(最近の社内動向)
東京オリンピックが終わり、日本人のメダリストが
大幅に増えた中、新型コロナウイルスも東京だけでも、
日々、新規感染者が2000人を超え、
緊急事態宣言が発令され、私たち会社員は、
国からの要請も踏まえ、出勤者3割、在宅勤務者7割と
仕事を苦慮しながら進めている状況です。
今までは、朝起きて、朝食をとり、電車に乗り
、出勤することが当たり前だった時代から、
今では、自宅でパソコンの電源をつけ、出勤打刻、そして
業務が終了するとパソコン終了打刻。
そして会議やお客様との打ち合わせは、リモート。
人と接することが悪とされる時代になった。
職場のコミュニケーションは、今までの半分以下。
それでも、仕事も問題なく進んでいるように見える。
仕事も、忙しく、売り上げもありがたいことに大きく伸びている。
この新型ウイルスで景気が落ち込むと予想されていたが、
まったく落ち込む気配がない。逆に人が足らず、募集をかけるが
集まらない状況。
- 2.人事制度の変化
働き方改革という名のもと、残業禁止、業務の効率化、在宅勤務、
女性活躍、男性の育児休暇取得など、
人事制度の変更ということで進めてきたが、
ここにきて、人事制度が大きく変化しようとしている。
能力主義に近い人事制度導入が検討され始めたのである。
そして、年齢に関係なく、力があるものが出世できる制度への変更である。
もちろん、降格制度も導入されるであろう。
今まで年功序列で、管理職になり、役職についている
40代後半から50代の社員は危機感が半端ない。
なぜなら、できない社員は
降格=賃下げ、生活に直結してくるからである。
- 3.ほんとうに人材育成の時代なの?
役割成果主義の導入、それに伴う降格制度導入により、
上司は部下を育てる時代は崩壊したと考える。
なぜなら、部下を育てれば、自身の役割や資格が脅かされるからである。
そうなると、自らが目標を立て、専門性を磨き、
レベルアップを図らないと成長ができない時代に入った。
レベルアップを図るのは、研修や自己学習だけではなく、
いろいろな企業を経験することによるレベル・経験の積み重ね
るための転職も一つの手段になる。
- 4.まとめ
このような成果主義に近い人事制度が導入しはじめていることを
考えると、これからの時代は、中高年にとっては、
非常に厳しい時代が到来がしたと思う。
この世代の管理職たちは、
ちょうど住宅ローン、子供の学費など、まだまだお金がかかる年代であり
少しぐらい給与が高くても、すぐに浪費してしまう。
もし、降格でもなろうものなら、
今までの生活水準の見直しや、今まで培ったプライドがずたずたに
傷つくことになり、かなりの精神不安に追い込まれるに違いない。
今一度、今後、どのように生活をしていくかを、最悪の事態になる前に
よく考えておくことをお勧めします。
就活秘書 よし太郎
大手企業人事のプロが模擬面接の提供を始めます 人事歴30年/現役最終面接官/就活で人生を好転したい人